警戒心が強い猫にはペットホテルよりシッターがおすすめ

「猫は人より家につく」とう言葉を聞いたことがある人も多いと思います。それは猫が人に懐かないというよりも、本能的に環境の変化を好まず、なわばりを大切にする習性があることからきた言葉だとも言われています。猫は犬と違って、引っ越しや散歩、旅行など、なわばりから離れることに対して恐怖を感じるようです。
そのため猫と暮らすと「旅行に行けない」問題が勃発することもよくあることです。ペットホテルはかわいそうだから泊まりがけの旅行に行くことを諦めている方、一度旅行でペットホテルを利用したけれど、ずっとゲージに入っていてご飯も食べなかったからもう預けらないと思っている方、家族のうち一人は猫の世話係として旅行に行かず家に残らなければいけないお宅など、様々なケースがあると思います。
そんな場合におすすめしたいのがペットシッターです。ペットシッターは留守中のお宅にシッターが来ていつものお世話をするので、飼い主さんの不在以外は猫の環境を変えません。いつものご飯、寝床、いつものトイレで過ごせるため、猫にとってストレスの少ない方法です。なかには、「お客さんが来ても怖がってどこかに隠れてしまい出てこないので、留守中に見知らぬシッターさんが来たら余計に怖いしストレスを与えてしまう」との考えもあり、それはその通りではありますが、シッターの訪問中に猫が隠れていても、その間、ご飯、水、トイレなどのお世話をし、1時間くらいで退散するので、ホテルよりずっとストレスは少なく、安全を確保できることもまた確かです。シッターは訪問時にお世話の内容や猫の様子を記録をし、可能なら猫の写真をメールなどで送ったり工夫してるので、飼い主さんも安心して旅行ができます。
またケアの方法としては猫の場合、1日1回1時間程度のお世話が一般的で、お世話の他に「このおもちゃで遊んでほしい」「寝床をコロコロで掃除してほしい」など、個々の要望に応じることができます。またあまり構わない方が良い猫の場合は、お世話だけ30分を1日2回など、臨機応変に対応してくれる場合もあります。最初はシッター訪問中にどこかに隠れていてお世話中出てこなかった猫も、何回か依頼しているうちに姿を見せるようになり、少し遊んだりもするようになったというケースあり、そこまで懐けば飼い主さんも旅行に行くのを躊躇する必要がなくなります。
警戒心が強い猫で、ペットホテルは無理だと思っている方、旅行を諦めている方にはぜひ、お宅に訪問してお世話するペットシッターを試していただきたいです。

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