子犬を飼い始めたばかりのときは、食事管理やしつけ、ワクチン接種などやらなければいけないことがたくさんあり、とても大変です。
そのうちの一つに、『お留守番』があります。
ただ、子犬を1匹でお留守番させることは、お互いにとても不安ですよね…
この記事では、子犬のお留守番について、気をつけることや用意するものなどをお伝えしています。
お家に来たばかりの子犬の留守番が心配な飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
子犬のお留守番はいつから大丈夫?
ペットショップなどから迎え入れる場合には、生後2,3カ月齢であることが多いと思われます。
この場合、自分で食事やトイレができるために、もうお留守番をすることは可能です。
引き取った日や翌日は家で様子をよく見てあげて、その後家での生活に慣れてきたら、最初は30分程度、それができれば2,3時間程度といった感じで少しずつ馴らしていくようにしましょう。
何度か繰り返し行い、上手にできるようになってきたら、半日程度のお留守番にチャレンジしてみましょう。
子犬の留守番にはトレーニングが大事!
子犬のお留守番にはトレーニングがとても大切です。
子犬にお留守番をするための重要なトレーニングには、
- トイレトレーニング
- 無駄吠えをしないようにすること
- ケージに慣らすこと
などがあります。
一気にしつけようとせず、数週間かけて少しずつしつけていくようにしましょう。
トイレトレーニング
まずは、トイレトレーニングが大切です。
犬はそもそも、いろんなところでおしっこやうんちをする動物ですので、トイレでしてもらうことは一緒に暮らしていくうえで重要です。
そのため、トイレではない場所でしてしまっても、怒らずじっくりしつけていきましょう。
方法としては、トイレをしそうなタイミングでおやつなどを使ってトイレに誘導するようになります。
また、トイレではない場所で排せつをしている瞬間を目撃した場合には、焦らず抱っこしてトイレに連れていきましょう。
その際、「おしっこ!おしっこ!」「しーしー」などのコマンドを言い、トイレで排せつをするということを耳からも覚えさせるといいですね。
上手にできたら、たくさんほめておやつをあげるようにしましょう。
しかし、お留守番中は、うんちを踏んでしまったり、食べてしまうといったことも見られます。お留守番中に起こったことはあとから叱られても本人は理解できません。
本人なりに頑張ってお留守番をしていますから怒らないようにしてあげましょうね。
また、ペットシーツをぐしゃぐしゃにして一部を食べてしまう事故もちょこちょこあります。
ペットシーツは専用の網の下にしっかり収まるように固定し、愛犬が引っ張り出せないようにするのが一つの解決法です。
無駄吠えをしないようにすること
ご近所トラブルを防ぐためにも、無駄吠えはしないようにしつけてあげましょう。
日頃からいろいろな音を聞かせたり、テレビをつけておいたりと、音や刺激に慣らしておくことも大切です。
無駄吠えに関しても、犬はなぜ吠えてはいけないのかが分からないため、怒ってはいけません。
吠えているのをやめさせるのではなく、吠えないようにしつけていくことが大切です。
「うるさい!」と怒鳴ってみたり、鳴き止ませるためにおやつをあげたりするのは逆効果です。吠えたときに要求が通れば犬は成功体験として覚えてしまい、結果として吠えることを繰り返したり、悪化することになります。
根競べになりますが吠えても犬のいうことには耳を傾けず、冷たいようですが無視するくらいの対応でお願いします。
ケージに慣らすこと
子犬のうちはケージ内で留守番をさせることで不慮の事故を防ぐことができます。
『ケージを安心できる場所』と覚えさせるため、食事やおやつをケージ内であげたりるとより早く覚えてくれます。
また、ケージから出して出して!と吠える子に対して、すぐに出してしまうと『吠えると出してもらえる!』と覚えてしまいます。(先ほどの無駄吠えと同じですね)
そのため、ケージに入れると吠えてしまう場合には、ある程度無視をすることも大切です。
子犬を留守番させるときに用意するもの
子犬を留守番させるときには、以下のものを用意するようにしましょう。
ケージ
ケージは子犬の動く範囲を制御できるため、必ず用意するようにしましょう。
天井があるタイプは飛び出しを防げるため、ある程度体格のある子にはおすすめです。
トイレ
ケージ内に設置できる大きさのトイレを用意してあげましょう。
男の子の場合には、立ちションをしてしまうこともあるので、壁のあるタイプのトイレを用意してもいいですね。
水や食事
留守番中は必ず水を置いておくようにしましょう。
特に夏場は脱水症状を起こしてしまうこともあるので、置くタイプと吸うタイプと2つ用意してあげてもいいですね。
また、ちょこちょこ食事を食べるタイプの子では、ドライフードを少しいれてあげても大丈夫です。
お留守番が長時間になる場合には、自動給餌器を利用してもいいかもしれません。
ペットベッド
安心してくつろぐことができるペットベッドを用意してあげましょう。
素材や大きさは、夏や冬など季節に合わせて調整してあげましょう。
おもちゃ
愛犬の大好きなおもちゃを置いておくことで、安心して過ごすことができます。
また、退屈を紛らわせることもできますね。
壊れやすいものや小さな部品がついているものなどは、誤食の可能性もあるため注意しましょう。
ペットカメラ
留守中も外から愛犬の様子が見られるペットカメラがあれば、より安心してお出かけができると思われます。
おやつが出るタイプや、声で呼びかけられるものなどもあるので、愛犬の反応に合わせて選ぶようにしましょう。
子犬の留守番で気をつけること
子犬を留守番させる際には、以下の点に気をつけるようにしましょう。
温度管理
冷暖房を使用して、温度管理をしてあげるようにしましょう。
本人が自分で動ける範囲に涼しい場所、暖かい場所の両方を準備してもらえれば一番です。
特に夏場の暑い時期には、容易に熱中症になってしまいます。
熱中症になると、重度の場合には命を落としてしまうこともあります。
あわせて、水もしっかり用意してあげましょう。
誤食には特に気をつけて
留守中の誤食事故はとても多いです。
ペットシーツやおもちゃなどが多いですが、ごみ箱をあさったり、人の食事を食べてしまうこともあります。
日ごろから愛犬の手の届かないところにものを置くように、飼い主さん自身が気をつけることも大事です。
不安な場合や長時間になるときにはペットシッターを利用してみよう
はじめのうちは、子犬を一匹でお留守番させることは不安だと思われます。
また、長時間のお留守番になってしまうときもあると思われます。
その際には、ペットシッターを利用することも方法のひとつです。
短時間から利用できるため、ちょっとしたお出かけなどにも利用できます。
「愛犬がいたずらをしないで過ごしてくれているか心配…」「はじめてのお留守番なので不安だなぁ…」というときは、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
【まとめ】子犬の留守番で気をつけることや用意するもの【ペットシッターの利用もあり】
子犬のお留守番は、不安なことがたくさんあると思います。
まだ分別のつかない子犬にはおうちの中でも気を付けなければいけないことはたくさんあります。
愛犬のお留守番に不安がある場合には、ペットシッターを利用してみてくださいね!