お葬式やお通夜などの冠婚葬祭は、ある日突然やってきます。
そういったときに、「愛犬は留守番をさせるべきか?連れていくべきか?」「預ける場合には、どこに預けるか?」など、早く決断しないといけないのに焦ってしまい、どうすればいいか悩んでしまうことも 。
この記事では、お葬式の際の愛犬の過ごし方や預け先についてお伝えしています。
「お葬式やお通夜の時、愛犬にはどう過ごしてもらおう…」と不安な飼い主さんは、いざというときに困らずに済むよう、ぜひ読んでみてくださいね。
お葬式のとき、愛犬は留守番?連れていく?それぞれのメリットとデメリット
お葬式やお通夜の際には、ペットをどうすればいいのか?
留守番をさせる方もいらっしゃいますし、現地に連れていく方もいらっしゃると思います。
それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。
お留守番のメリットとデメリット
家といういつもの場所で過ごせるため、飼い主さんが不在ということはあるものの、比較的安心して過ごせることがメリットです。
鳥や小動物の場合には、ある程度多めの水と食事を入れて、お留守番をしてもらうこともできます。
その一方で、お通夜や葬儀、告別式など、場合によっては数日にわたることもあり、長時間一人ぼっちで過ごすこと、また、大切なペットの様子が分からないということがデメリットとなります。
特に急なお葬式などであれば気が動転している飼い主さんも多く、お留守番の準備などがしっかりできなかったり、忘れ物があったりの状態で出発しなければならないこともあります。
また、夏場や冬場には温度管理が重要で、もしエアコンなどの空調にトラブルがあれば、脱水症状や熱中症などの体調不良となってしまうことも十分あり得ます。
連れていくメリットとデメリット
ペットも大切な家族ですので、お葬式に参列をさせたいと思われる方もいらっしゃいます。
お葬式に連れていく場合には、一緒に過ごせることが最大のメリットとなります。
ただでさえ不安な状況ですので、大切なペットと過ごせることで、少し心が落ち着くと思われます。
一方でデメリットとしては、『参列が可能なのかどうか?』が分からない点や、ペットの参列を理解いただけない方がいらっしゃるということです。
ペット同伴でお葬式に参列する際には、必ずご遺族や葬儀所に確認をして、そこの規則に従うようにしましょう。
基本的には、小型犬や中型犬に限る葬儀場が多いです。
また、ペットの参列をこころよく思われない方もいらっしゃいます。
慣れない環境のために緊張し、不適切な排泄を行ったり、無駄に吠えてしまうことがあるからです。
まわりの方への配慮も怠らないようにしましょう。
お葬式の際にペットを預けられる場合は?
お葬式の際には、ペットを預けるという選択肢もあります。
ペットの頭数や大きさ、性格などによって預ける方法を検討するようにしましょう。
友人や親せきに預ける
友人や親せきなどの身近な人に預かってもらうことも方法のひとつです。
この場合、ペットは以前に会ったことがあることも多く、比較的安心して過ごせると思われます。
気軽に連絡をとれることも安心ですね。
ただし、環境や生活リズムがいつもと異なり、不安を感じて粗相や無駄吠えなどをしてしまう子もしばしばいます。
その場合には、預けた人にも必要以上の世話の負担をかけてしまうことがあります。
また、万が一の事故があった場合、お願いした方との信頼関係が揺らいでしまうこともあります。
ペットホテルに預ける
動物病院やペットサロンなどのペットホテルに預ける方が一番多いかと思います。
急でも受け入れてくれることがあり、誰かが見ていてくれるという安心感もあります。
動物病院の場合には、獣医師がいるために、万が一の体調不良の際にも安心ができます。
ただし、いろんな動物や人が出入りをすることに、ストレスを感じてしまう子もいます。
また、いつもとは違う環境で生活するがゆえ、食欲がなくなる、下痢や嘔吐などの体調不良になることもあります。
ペットホテルの営業時間内にペットの送迎に行くことが難しい場合もあるかもしれません。
急な利用に備えて、あらかじめ営業時間や利用規則の確認をし、何度か宿泊のトレーニングをさせておくといいですね。
ペットシッターに預ける
自宅で安心して過ごせる方法に、ペットシッターに来てもらうことがあります。
希望する指定時間にお世話をお願いすることができます。
毎日暮らす家で過ごせるため、ペットも安心してくつろぐことができます。
お葬式などの忙しいときに、飼い主さんによる送迎が不要となることもメリットとなります。
特に多頭飼いの場合には、ペットシッターがおすすめです。
知人に預けたり、ペットホテルに連れて行くことは気が引けますし、費用もかかってしまいます。
また、猫ちゃんにおいては、なれていない場所では安心できないため、お家でのお留守番が最もストレスがかかりません。
そのため、ペットシッターが自宅に来てくれることで、余計な負担が軽減されます。
ペットシッターを利用して、大切なペットにいつも通り過ごさせてあげよう
飼い主さんがバタバタしていたり、不安な状況の場合には、ペットも異変を感じ取ってしまいます。
ペットシッターを利用すれば、お留守番や環境の変化などでストレスを感じることのないように、いつもどおりに近い生活をさせてあげることができます。
また、大切なペットの様子を、LINEなどの連絡手段にてこまめにお伝えすることも可能です。
ごはんやおトイレのお世話はもちろん、お散歩や遊び相手など、飼い主さんのご希望通りに対応可能です。
ご自宅に入られることを不安に感じられる方も多いと思いますが、あらかじめお顔あわせをしておくことで、しっかりと安心してご利用いただけると思います。
【まとめ】冠婚葬祭の際にペットは留守番?連れていく?安心して預ける方法もお伝え!
お葬式など冠婚葬祭の際には、大切なペットの預け先を考えておく必要があります。
ペットホテルにおいては、誰かが常に見ていてくれるという安心感があるものの、いつもと違った環境に不安を感じてしまう子もいます。
安心して過ごすためには、自宅にペットシッターに来てもらうことも方法のひとつです。
ご希望の時間帯や方法でお世話をさせていただきますので、もしもの際にはぜひご利用くださいませ。